EDUCATION × MANDALA CHART
目標の立て方なら、学校はもう教えています。
足りていないのは、「ありがとう」と言える力と、
人の一歩に拍手できる力のほうではないでしょうか。
マンダラチャート協会が教育の現場で続けてきたことを、すべてここにまとめました。
WHY
高校1年生の冬に書かれたあの81マスは、いま全国の学校に広がりました。 けれど、その紙にはもう一枚、先に書かれた紙があります。
同じ高校の3年先輩、菊池雄星選手のマンダラチャートです。
出典:『メジャーをかなえた 雄星ノート』
出典:スポーツニッポン
※ 画面がせまいときは、表を横になぞると続きが見られます
先輩の8マスのひとつは「愛されるプレーヤー」でした。 そこをさらに8つに割ると、こう書かれています。
3年後、後輩が書いた8マスには「運」と「人間性」が並びます。 その中身が、これです。
ゴミ拾いも、審判への態度も、感謝も、先輩がすでに書いていました。 後輩はそれを見て、真似をして、自分の言葉に書き直した。 チャートの下にはっきり書かれているとおりです—— 「後輩・大谷翔平が真似してUPDATEしたマンダラ」。
注目したいのは、「運」の8マスに入っている「応援される人間になる」という一行です。 夢を叶えるための手段として、応援されることを挙げている。
先輩のほうにも、同じ発想があります。8つのテーマのひとつ「甲子園で優勝」を割ると、 出てくるのは「チーム全員の方向性」「組織力」「徹底力」「どこよりも熱い練習」 「なれ合いにならない」「何でも言い合える関係」。 ひとりで強くなる話が、ひとつも出てきません。
3年間で16枚書き換えたと言われています。 それができたのは、意志が強かったからではない——私たちはそう考えています。
マンダラチャートが挫折しない仕組みは、ここにあります。 9マスは、ひとりで埋めるものではありません。見せ合うものです。
マンダラチャートを『全部の64マスを埋めなければならない課題』や 『立派な目標・理想的なものを書かなければならない宿題』として捉え、 挫折してしまう子どもたちが出ているという報告を受けています。
マンダラチャートは本来、発想力を広げ、夢を叶えることを応援するツールです。 決して挫折を生むものではありません。
マンダラチャートAI担当 松山将三郎(2024年10月・教育関係者向け無料提供プログラムの開始にあたって)
宿題として配れば、そこに先輩はいません。恩師もいません。仲間もいません。 ひとりで机に向かって、埋まらないマスの前で止まるだけです。 それは、あの二人が体験したことと、まるで違います。
埋まらないマスは、失点ではありません。
「いまは思いつかないんだね」と受け止めてもらえた子が、少し元気になって帰っていく。
それが私たちの現場で起きていることです。
書かせて終わりにしない。菊池選手と大谷選手のように、仲間から学び、応援し合う—— そこまでを含めて、ひとつの授業だと考えています。
PRINCIPLE 05
後づけではありません。マンダラチャートを開発した松村寧雄が定めた マンダラ思考8原則、その第5が「感謝」です。 原点にあるのは、仏教の「唯識(ゆいしき)」—— 私たちが見ている環境は、すべて自分の心の現れであるという智慧でした。
ここでいう感謝とは、心の中で「○○のおかげだ」「ありがとう」と気づき、 それを態度に表すことと定義されています。 感じるだけで終わらせず、行動にする。だから、練習できます。
岡山県倉敷市でのワークショップ。ひとりのお母さんが 「人生で初めて一人でカフェに行くと決めました」と宣言したとき、 部屋じゅうが拍手に包まれました。
小さな一歩に、全員が拍手する。この瞬間に走るものを、私たちは 「応援の連鎖」と呼んでいます。 9マスを書くことより、書いたものを誰かに見てもらうことのほうが、 実は効いているのかもしれません。
CASE STUDIES
中学・高校の授業から、部活動のノート、海外の教室、保健室まで。 これまでの取り組みを、すべて並べました。
2026年6月19日〜7月3日。AIで自己分析カードをつくり、9マス、81マスへ。 「君の人生を攻略する冒険地図を手に入れろ」を合言葉に、RPGの形で進めました。
レポートを読む → 海外・タイ2026年8月26日。中心に「ありがとう」、まわりの8マスに大切な人の名前を。 認定コーチ140号・杉山佳久さんの授業。手書き25枚を公開しています。
レポートを読む → 公立中学校心の教室に通う中学1・2年生との振り返りワーク。書き始めると言葉があふれ、 「なんだか少し元気になった!」。保健室の先生からも声が届きました。
レポートを読む → 担任の毎日子どもたちに会えるのは朝と昼と帰りの3回だけ。その限られた時間で何を渡すか。 札幌市の公立中学校教諭・今津香居さん(認定コーチ167号)の記録です。
レポートを読む → 子ども向け体験会奈良県で開かれた子ども向けマンダラチャート作成体験会。 全国の会計事務所で組織される「あんしん経営をサポートする会」様の主催です。
レポートを読む → 部活動・スポーツ広報誌『CATCH BALL』で応募者全員にプレゼントされる野球ノートの 9マス目標達成チャートを監修。サッカーノートも手がけています。
くわしく見る → 掲載実績2024年6月号 特集号No.1987(株式会社インタープレス様)。 気になることを整理し、心をスッキリさせる手法として紹介されました。
くわしく見る → 教材としてタイの学生たちの手書き25枚。授業で子どもたちに見せると、 「自分にもありがとうって書いていいんだ」という反応が返ってきます。
25枚を見る →POLICY
2026年4月6日、参議院会館 講堂で開かれた教育立国推進協議会 第31回総会に、 当協会代表理事の松村剛志が民間有識者として参加しました。 議題は「AI時代における教育改革について part2」。 マンダラチャート×教育の必要性をお伝えしてきました。
MONTHLY
現場の先生と、認定コーチと、教育に関わる人が、月に一度オンラインで集まる定例会です。 毎回ゲストスピーカーが実践を報告し、そのあと全員で話します。 参加は無料です。
第5回(2026年4月7日) ゲスト:今津 香居 さん(認定コーチ167号/札幌市 公立中学校 教諭)
「主体性を引き出す教育メソッド:生徒の目標達成を支えるマンダラチャートの実践」
→ 第5回の案内ページを見る
FOR TEACHERS
2024年から2025年までの2年間、当協会は全国の学校教育関係者の方に 「マンダラチャート認定コーチセミナー」と 「みんなのAI実践塾」を無償でご提供してきました。 期間限定の応援企画として始めたもので、2025年に終了しました。
マンダラチャートは、子どもたちの目標設定や振り返りに使えるだけではありません。 先生ご自身のセルフケアや、学級経営の整理にも効きます。 忙しい毎日のなかで、自分の思いや課題を客観的に見られるようになる—— 現場の先生方から、いちばん多くいただく感想です。
無償ご招待は終わりましたが、学校でのご相談はいつでも承っています。 授業で使ってみたい、校内研修で扱いたい、まず話を聞いてみたい—— お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。 毎月の共育ラボは、いまも参加無料で開いています。
※ 当時のお知らせは 教育現場の革新を支援:教育関係者向けに無料提供プログラムを開始 に残してあります(2024年10月。募集要項は当時のものです)。
TOOLS
どれもブラウザだけで動きます。インストールも、ログインも要りません。
真ん中に「ありがとう」。まわりの8マスに、大切な人の名前を8つ入れるだけ。 印刷もできます。8人そろうと、ハートの花束が咲きます。
書いてみる → 所要 3コマ8つの質問に答えると、AIが自分が主人公のカードを錬成。 そこから9マス、81マスへ進む授業用サイトです。ドルトン東京学園で使いました。
のぞいてみる → まず読む1979年に松村寧雄が開発した、9マスの思考フレームワーク。 成り立ちから書き方まで、はじめての方はここから。
読んでみる →子どもが入力した内容は、その端末のブラウザの中だけに保存されます。 サーバーには送られず、ログインも不要です。持ち帰りは画像保存か印刷で行います。 学校で使っていただくうえで、これがいちばん安心だと考えています。