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マンダラチャート基礎編a05_特性4
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お問い合わせいただきました「特性4」について、主にマンダラチャートの特性、およびMY法における対応する原則(第4原則)としての「開発力」を中心に、情報をご説明いたします。

マンダラチャートの特性4:無限の発想

マンダラチャートの特性4は、「発想が広がり」、または**「無限の発想」**と説明されています。

この特性は、あなたが実現したい願望を達成するための手法と位置づけられています。

MY法における第4原則:開発力の原則

マンダラ思考の体系において、この「無限の発想」の特性に対応するのが第4原則:「開発力」の原則です。

この原則の原点は、**「中道(ちゅうどう)の智慧」**とされています。

1. 開発力の定義と目的

  • 定義: 開発力とは、自己の脳内にすでに内蔵されている難問解決の回答を引き出すために、あらゆる実践を行うことです。
  • 必要性: 人生やビジネスを豊かにするためには、常に開発力を持って行動していく必要があり、開発力を放棄した時、人生とビジネスは停滞するとされます。
  • 「ひらめき」の重要性: 解決策やひらめき(アイデア)は、単なる偶然や思いつきではなく、強く念じて行動し続けた結果として引き出されるものです。
    • 発明王エジソンは「天才とは99%の努力と1%のひらめきである」という言葉を残しました。
    • アルキメデスの逸話は、脳内にある解決策(ひらめき)を引き出した典型例として用いられています。

2. 開発力(中道)の実践プロセス

第4原則「開発力」は、ブッダが「生老病死」からの解放という難問を解決するために採用した**「中道」の智慧**に基づいています。

中道とは、「両極端を捨てて、智慧により、ありのままに、バランスよく、ものを見よ」という考え方であり、「極端な実践の中には成功の女神はいない」ことを表現しています。

この「開発力」を実現するためのプロセスは、**「修(しゅ)・破(は)・離(り)」**の3段階と、それに伴う4つの実践活動からなります。

  1. 常識実践(修): 定石を覚え、常識・専門の知識を学び、目的実践に活用すること。
  2. 専門実践(修): 常識実践を深め、さらなる専門知識を学んで実践すること。
  3. 独力実践(破): 学んだ知識では目的が実現できない時、その知識を突き破り、独力の知識を実践すること。
  4. 瞑想実践(離): 独力実践でも目的が実現できない時、**瞑想(禅定)**を実践すること。

これらの実践を積み重ねた結果、「ほっと」ひらめきが生じ、開発が実現します。

3. マンダラ経営計画における位置づけ

MY法経営計画において、第4原則「開発力」は第4部門:「商品・顧客開発」の部に対応しています。

ビジネスにおける「開発力」とは、**「商品の開発」と「顧客の創造」**であるとされています。

商品・顧客戦略は、以下の要素を含みます。

  • **商品の成長性と収益性を組み合わせた経営手法(PPM:プロダクトポートフォリオマネジメント)**の活用。
  • **商品と市場の組み合わせ戦略(アンゾフの成長ベクトル)**の活用(深耕戦略、新市場戦略、新商品戦略、多角化戦略)。
  • SWOT分析により自社の強みと弱みを認識し、強みを伸ばすこと。

「商品・顧客開発」を推進するための具体的な実践ノウハウとして、「八正道」を応用した「実現への8つの実践ノウハウ」が説かれます。