こんにちは。マンダラチャート協会の松村です。
6月のある日曜日、消防署主催の「防火管理講習」を丸一日かけて受講しました。普段は研修を主催する立場にいる私にとって、受講者として講習に参加するのはとても貴重な経験でした。
ここでは、その雑感と学びをまとめておきます。少しだけマンダラチャートの講義の進行や講義の方法についても参考になったので記しますね。
防火管理講習を3行でまとめると
- 事務所の店子として、防火管理者が必要であり、1日講習が義務。
- 防災の基礎知識や、過去の重大事故から学ぶ。
- 防災計画を作成し、所轄の消防署に届け出ることが求められる。
講義の内容と印象に残ったこと
まずは、過去の大きな火災事故の事例紹介から始まりました。
特に印象に残ったのは以下の3点です。
① 歌舞伎町ビル火災(2001年)
多くの死傷者を出したこの火災は、防火意識の重要性を再認識させられるものでした。
② 自社の施設の法律上の分類確認
建物の用途によって、防火計画の内容が変わり正しい分類を確認する必要がある事。
③ 火災の主な原因の分析
データによると、火災原因の約4割は「放火」と「タバコ」。当社ではそのリスクが少ないがよりリスクを軽減する事が必須と感じました。
会社で取り組むべき防災対策
事務所内で今後実施するべき対策として、次の3点が挙げられました。
- 避難経路の確保と、通路に荷物を置かないこと
- 可燃物を極力減らすこと
- 電源プラグのほこり掃除や、古いコードの交換
受講生の立場から見えた「講習の進行」
普段は主催する立場なので、運営面についても学びがありました。
・座席指定の意義
試験や修了証配布の円滑な運営のため、受講者は番号で座席が指定されていました。
・休憩と講義時間のバランス
50~55分ごとの講義で、10分間の休憩を挟む構成は、集中力維持にとても効果的でした。
・実地講習の工夫
スライド説明と、実際に消火器を操作する実技講習があり、理解が深まりました。
・予定より早い終了
講習は17時までの予定でしたが、実際は15時40分に終了。運営側としては、このような余裕を持った設計は非常に参考になりました。
最後に感じたこと
今回の講習は、普段味わえない貴重な経験でした。
実際、受講者の中には「仕方なく受けている」様子の人も多く見受けられました。だからこそ、講師側の「伝え方」や「進行方法」にメリハリをつけることの大切さを改めて実感した次第です。
マンダラチャートの研修でも同様で、主催者はすべてを伝えようとせず、受講者がポイントを押さえられる構成&メリハリが必要だと感じました。
途中、例えば飲食店やテナントオーナーなどの様に自分には関係の薄い話が出た際は、集中力をセーブして“長期戦”に備えました。こうした「取捨選択」も、1日の講義を効果的に活かすコツだと感じました。
また、役所の提出に関しては今回は「届け出」なので提出する事が重要であること。「申請」「認可」との違いは理解する必要がありますね。
一日をどう活かすか、自分の中での置き換えや気づきによって、専門外の知識でも学びになる。 そう実感できた有意義な時間でした。
ご参考になれば幸いです。 以上、講習参加の雑感でした。
投稿者プロフィール

-
松村剛志
1971年東京都生まれ。大谷翔平選手も活用した「マンダラチャート」を日本初で開発&公開したコンサルティング会社を経営。マンダラチャートを活用した経営計画・事業計画・目標設定・人生計画等の社員研修を多数実施している。40年の実績がある、目標設定ができる「マンダラ手帳」の製造開発元でもある。趣味は海外旅行で渡航歴は60か国以上。台湾セミナー等、海外でも10回以上の実績がある。
最新の投稿
- 2025年6月18日認定コーチブログ消防署の防火管理講習を受講した雑感
- 2025年5月19日お知らせ【開催報告とお礼】マンダラチャート認定コーチセミナーを開催しました
- 2025年4月23日お知らせ『週刊女性』特別付録にマンダラチャートが登場
- 2025年3月31日お知らせ【開催報告】マンダラ経営計画セミナー終了!AIと仏教的智慧が融合した2日間