こんにちは。マンダラチャート認定コーチ109号 松山将三郎です。
2025年1月26日、「マンダラOKRとAIを使ったリフレクション講座」を開催しました。
「マンダラチャートのチェックセッション」と聞くと、一見“自分の目標を整理するワークショップ”を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし今回の講座は、それをはるかに超える新しい学びの場となりました。
特に人事・教育担当者やファシリテーターを目指す方にとっては、今後の業務やセッションに取り入れたくなる内容だったのではないかと思います。
なぜ“マンダラOKR+AI”なのか?
1. マンダラチャートの枠組みで「全体」を見通す
マンダラチャートでは、中心にゴールを設定し、その周囲を8つの要素で囲んで発想を広げます。仕事上の目標だけでなく、健康・趣味・家族など私生活も含めた「全体像」を整理することで、目標管理と自己成長を両立させやすくなるのが特徴です。
2. OKRの考え方で「挑戦を称え合う」
企業や組織でよく用いられるOKR(Objective & Key Results)を活用することで、「数値的なゴール」や「達成度」を短いスパンで確認。“100%達成”よりも“チャレンジした過程”を称える風土が根付くと、ファシリテーター自身も含め、参加者のモチベーションが高まりやすくなります。

3. 最新のAIを使ったリフレクション
今回の講座では、ただ「マンダラOKR」を体験するだけでなく、最新のAIツールを取り入れた「リフレクション(振り返り)」を大きな目玉としました。
- セッションで出た発言をAIで文字起こしし、即時に要約・議事録化する
- そのデータをさらにAIで分析し、次回のOKR設定や改善点を抽出する
こうしたプロセスをファシリテーターが習得しておくことで、受講生や従業員の「言語化されていない気づき」を可視化し、次のアクションへとつなげやすくなるわけです。
講座中に出た「具体的な質問」とAI活用の実例
今回、ご参加いただいたファシリテーター志望の皆さんや人事・教育担当者から、こんな質問がありました。
Q1. 「マンダラOKR」の振り返りを形骸化させないコツは?
講師の答え
週次または隔週で行う進捗報告だけでは“慣れ”が生じやすいので、**毎月1回の「重要度&ワクワク度チェック」**をAIツールを使って見直します。
- 重要度:ゴール達成にどの程度インパクトがあるか
- ワクワク度:自分も、そしてチームも「楽しんで取り組めるか」
AIによるスコア算出や変動履歴の可視化で、まわりからの評価や本人のやる気の変化を客観的に振り返られるので、「なんとなく流す」状態を防ぎやすくなります。
Q2. リフレクション用のAIツールはどうやって取り入れるの?
講師の答え
まずは文字起こし機能や要約生成ツールを試してみることをおすすめしています。具体的には、
- Zoomの文字起こし機能や別サービスで会話を自動テキスト化
- そのデータをAIにアップロードし、要約やキーワード抽出を依頼
- 結果を踏まえて、次のOKRの「Key Results」を見直す
そうすると、発言の「温度感」や「行動のヒント」が数値やテキストとして可視化されるため、ファシリテーターが“場の空気”だけでなく“データ”をもとに伴走できるようになります。
Q3. 「自分もAIを使うのが初めてだけど、ファシリテーションは可能?」
講師の答え
まったく問題ありません! AIツールはあくまで「補助輪」です。最終的に参加者を勇気づけたり、学習者の行動を引き出したりするのは“人”の役割です。今回の講座でも、最初は戸惑う方が多かったのですが、
- シンプルなプロンプト(指示)を出すだけ
- 文字起こし結果を要約してもらうだけ
といったステップから始めれば、一通りはすぐに操作できます。ファシリテーターが“AIを使って何を得たいか”を明確にしておけば大丈夫です。
受講者が得た学びと、講師としての手応え
講座後のアンケートには、以下のような声をいただきました。
「AIで振り返りを“数値化”できると、自分の思考の偏りや得意分野がよくわかりました。」(人事担当・Aさん)
「マンダラチャートでプライベートと仕事の目標を同時に見るから、OKRが窮屈に感じなくなった!」(研修企画・Bさん)
「ファシリテーターはスキルだけじゃなくて、こういうツール活用があると格段にサポートの幅が広がると実感。」(コーチング学習中・Cさん)
私自身も、今回の講座を通して感じたのは「ファシリテーター同士が“これいいね!”と盛り上がり合うと、学習効果は何倍にもなる」ということ。AI導入のハードルが低くなってきた今こそ、OKRやマンダラチャートのフレームワークにAIを掛け合わせるのが最適なタイミングなのだと思います。
こんな方におすすめ
- 企業の人事や研修担当で、社員の成長をもっとサポートしたい方
- 「ファシリテーター」として、より豊富な引き出しを身につけたい方
- AIを活用して、振り返りや目標管理の精度を高めたい方
- OKRを社内に導入してみたが、なかなか定着しないと悩んでいる方
講座では、マンダラOKRの理論やワークだけでなく、「AIでどんなリフレクションが可能か」を具体的に体験していただきます。初めてAIに触れる方もご安心ください。最小限の操作で実践できるところから始め、必要に応じて深掘りするステップをレクチャーします。
最後に—あなたも“マンダラOKR+AI”ファシリテーターの一歩を
これからの研修やチームビルディングでは、**人の心を動かす“対話”**と、**データを活用する“AIツール”**を上手に組み合わせることがカギになってきます。
「マンダラOKR+AI」講座は、単なる目標設定やマンダラチャートのチェックセッションの体験にとどまらず、先進的なファシリテーターたちが互いに学び合い、最新のリフレクションの形を追求する場です。
「自分も参加して、新しいファシリテーションを身につけたい!」と思われた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。あなたの一歩が、チームの・そして企業の未来を、もっと鮮やかに変えていくはずです。
お読みいただき、ありがとうございました。
次回の講座で、あなたとお会いできるのを楽しみにしています。

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