ゴッホと、その先のゴーギャン

2025年10月29日、妻とともにゴッホ展を訪ねました。

私たち夫婦は、昔からゴッホの作品がとても好きです。これまでにも多くのゴッホ展を見に行き、彼を題材にした映画もいくつも観てきました。

そのゴッホと深い交流を持ち、大きな影響を与え合ったのが、画家のポール・ゴーギャンです。

ゴッホの作品群を鑑賞し終えた後、ふとゴーギャンの絵を見直してみたとき、私はある新たな気づきを得ました。

その気づきこそが、ゴーギャンが人生をかけて問い続けた三つの問いと、東洋の深い思想との結びつきです。

ゴーギャン × 仏陀

三つの問いが一本の道になるとき

人生は「魂の旅」として立ち上がる

ポール・ゴーギャンの名画

『我々はどこから来たのか

 我々は何者か

 我々はどこへ行くのか』

この三問は、単なる哲学的好奇心ではありません。

それは、私たちが生きるうえで絶対に避けられない“魂の問い”です。

そして、この三問が、私の中で

仏陀の人生三大目的(生死解決・自己究明・他者救済)と結びつきました。

1.生死解決

― Where do we come from?

仏陀はまず「生・老・病・死」という苦の本質を見抜きました。

この現実から目をそらす限り、人は迷い続けると。

そしてゴーギャンは問う。

「我々はどこから来たのか?」

二つの教えは、同じ一点を指している。

起源を見失うと、人生の迷いは晴れない。

“生命の源へのまなざし」の視点です。

2.自己究明

― What are we?

仏陀は「自己を知らなければ苦は超えられない」と説きました。

ゴーギャンはキャンバスそのものを

“私は何者か”という問いに変換しました。

「私は誰か?」「私は何者なのか?」

この問いを避けて通る人生はありません。

3.他者救済

― Where are we going?

仏陀は悟りを“他者救済と一体”として捉えました。

ゴーギャン最晩年の作品は

個の苦悩を普遍的な救済へと昇華するものでした。

魂の旅の「中心核」

ゴーギャンと仏陀。

全く違う文化と時代の思想が交わる場所はただ一つ。

「生死を超えた真なる自己に目覚め、

 本分の道を歩み、

 その歩みが他者を救う」

“魂が自己を生き切るための三段階”です。

人生の核心は、マンダラの中心にある。

そしてその中心に向かう旅を、歩き始めましょう。

投稿者プロフィール

本領亮一
1967年千葉県松戸市生まれ。青山学院大学卒業後、大和証券系VC、ワタミ、CCCを経て31歳で株式会社ジップを創業。22年間ブックオフ加盟店4店舗を運営し、2020年事業譲渡後、株式会社本領として新たなスタートを切る。
現在はマンダラチャート認定コーチとして、仏陀の智慧を経営に活かす活動や、合氣道の指導、経営戦略・人生論の研究を続けている。noteやSNSで日々の学びと気づきを発信している。