魂の対話と行為の決断・仏陀とギーターとガンディー新着!!
古代インドの戦場で歌われた『バガヴァッド・ギーター』という生の哲学『バガヴァッド・ギーター(神の歌)』は、ヒンドゥー教の聖典の中でも、きわめて特異な性格をもつ書物です。それは戒律や教義を体系的に説く経典というより、極限状 […]
百尺の竿頭に一歩を進む
―とどまらぬことを教える禅の言葉 「百尺竿頭進一歩」。この言葉は道元禅の文脈で語られますが、その源流は、中国禅にあります。 中国・宋代の禅の歴史書『景徳伝灯録』などに記された、長沙景岑(ちょうさ けいしん)の偈(げ)です […]
花は愛惜に散り、草は棄嫌におふるのみなり
― 道元禅と“生命の現実”を、マンダラの視点から読む ― 道元『正法眼蔵』の名句 「花は愛惜に散り、草は棄嫌におふるのみなり」 を、マンダラ思考と重ねながらお話しします。 まず、道元という人物 道元(1200–1253) […]
仏陀の最後の教え「怠らず努めよ」「自らを灯明とせよ」
私は、マンダラチャートの創始者・松村寧雄先生から、仏陀の遺言について深い学びをいただいた。 その教えは、2500年以上の時を超え、いま私たちの人生・仕事・実践にまっすぐ響いてくる。 ■ 1.仏陀の最期の言葉 仏陀が入滅の […]
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』
ゴッホと、その先のゴーギャン 2025年10月29日、妻とともにゴッホ展を訪ねました。 私たち夫婦は、昔からゴッホの作品がとても好きです。これまでにも多くのゴッホ展を見に行き、彼を題材にした映画もいくつも観てきました。 […]
遭難しない人生のために ─ 鳥の目・虫の目・魚の目が拓くマンダラ思考
私がマンダラチャートを愛用する理由の一つ。 それは、「思考が迷わなくなる」からです。 私たちは日々、膨大な情報や選択肢の中で生きています。 仕事、家庭、人間関係、健康、学び、経済…。 目の前にある課題を追いかけているうち […]
諸行無常と自灯明 ― 無常の中で自らを灯す生き方
1.仏陀の最後の言葉 ― 「諸行無常」 「では、修行僧たちよ。汝たちに告げる。もろもろの現象は移ろいゆく。怠らず努めよ。」この言葉は、仏陀が入滅の直前に弟子たちへ告げた最後の教えとして伝わるものです。サンスクリットでは「 […]
龍樹の『中論』に学ぶ ― 現代に生きる中道の智慧
龍樹(ナーガールジュナ)の『中論』は、仏教思想の中でも最も重要な哲学書のひとつです。 大乗仏教の根幹となる「空(くう)」の理を、緻密な論理によって体系化した書として知られています。 1.龍樹と『中論』の位置づけ 龍樹は紀 […]
「両界曼荼羅に生きる ― 生命の宇宙観とマンダラの再生」
かつて四国の讃岐に、ひとりの少年がいた。名は真魚(まお)。 泥にまみれて遊べば、手の中に仏の像が浮かび上がり、夢の中では八葉の蓮に座して仏と語らったという。その少年が、後に真言密教の開祖・空海となる。 1. 両界曼荼羅 […]










