諸行無常と自灯明 ― 無常の中で自らを灯す生き方新着!!
1.仏陀の最後の言葉 ― 「諸行無常」 「では、修行僧たちよ。汝たちに告げる。もろもろの現象は移ろいゆく。怠らず努めよ。」この言葉は、仏陀が入滅の直前に弟子たちへ告げた最後の教えとして伝わるものです。サンスクリットでは「 […]
龍樹の『中論』に学ぶ ― 現代に生きる中道の智慧
龍樹(ナーガールジュナ)の『中論』は、仏教思想の中でも最も重要な哲学書のひとつです。 大乗仏教の根幹となる「空(くう)」の理を、緻密な論理によって体系化した書として知られています。 1.龍樹と『中論』の位置づけ 龍樹は紀 […]
「両界曼荼羅に生きる ― 生命の宇宙観とマンダラの再生」
かつて四国の讃岐に、ひとりの少年がいた。名は真魚(まお)。 泥にまみれて遊べば、手の中に仏の像が浮かび上がり、夢の中では八葉の蓮に座して仏と語らったという。その少年が、後に真言密教の開祖・空海となる。 1. 両界曼荼羅 […]
犀の角のように、象のように ─ 誠の道を歩む
■ 満月の夜に聴いた、鎮魂の響き 2025年10月7日。牡羊座の満月の夜、私は横浜・三溪園の観月会で薩摩琵琶を聴きました。 琵琶の響きは、まるで魂を鎮める“薬”のように感じられました。 その瞬間、私の内側で何かが脱皮する […]
遭難しないために ― マンダラの中心核に戻る
松村寧雄先生は、生前よくこうおっしゃいました。 「遭難しゃうんです」 「やられちゃうんです」 その意味は―「マンダラの中心核に戻ることを忘れると、人は遭難して、やられてしまう」ということです。 どんなに情報があふれ、状況 […]
農業ボランティア体験から得た学びをマンダラ人生8大分野でまとめ
2025年9月19日から24日まで、石川県七尾市・なたうちにて農業ボランティアとして稲作の収穫に参加しました。 ちょうどこの時期は、乙女座新月と秋分が重なり、星の上でも「収穫・整え・均衡」がテーマとなる時。村の大きなまつ […]
「君看よや双眼の色」秘めたる悲哀と仏陀の智慧
白隠禅師が遺した禅偈、人間の本質を鋭く照らす一句です。 『君看みよや双眼の色、語らざれば愁い無きに似たり』 《 君看双眼色、不語似無愁 》 つまり、人は言葉には出さずとも、眼差しにその深い感情が宿る。 語らぬことが、必ず […]
「情けは人の為ならず」と仏陀の智慧
「情けは人の為ならず」という言葉は、「人のためにならないから、情けをかけてはいけない」と誤解されることがあります。しかし、本来の意味は 「巡り巡って自分のためになる」 というものです。 人に情けをかければ、やがて自分に返 […]
「私は“現場”が大好きだった。でも、それだけでは足りない」──マンダラで気づいた経営者の在り方
私は、仕事の“現場”が大好きです。 お客様に喜んでいただくために、多くのスタッフが同じ目的に向かって懸命に働く姿。 その姿を見ていると、心からの喜びが湧いてきます。 一人ひとりが自分の役割を楽しみながら果たしている現場は […]










