こんにちは、株式会社クローバ経営研究所の満田智恵子です。
みなさん、月末の勤怠チェック業務って、正直つらくないですか?
- 紙を何十枚も印刷して赤ペンでチェック
- エラーを見つけては担当者にメールで戻して再提出
- 所属や雇用形態ごとの違いに頭を悩ませながら修正
- 繰り返されるやりとりに心が折れそうになる…
私たちはこれを「月末地獄」と呼んでいます(苦笑)。
そんな中、ある製造業のお客様(仮名:東京冷機株式会社)から
「もう限界なので何とかしてほしい」というご相談が入りました。
そこから始まったのが、勤怠管理の“限界突破”プロジェクトです。
今回は、その詳細と導入効果をリアルにお届けします!
紙と人力に頼った勤怠管理の限界
東京冷機株式会社様は、複数の事業所を持ち、社員も多様な雇用形態で働いている企業です。
特に課題だったのが、勤怠データの確認・集計作業。
月末には毎回、大量のExcelデータを印刷し、
担当者が手作業で確認し、蛍光ペンで間違いをマーキング。
メールで送り返して、修正されてきたらまたチェック……。
関わる人数が多い上に、事業所によって勤怠ルールも違うため、
「誰かが見落としたら全てが狂う」というプレッシャーがのしかかっていたそうです。
さらに…
- 年間休日の集計漏れ
- 深夜勤務の計算ミス
- 所属と勤務実績の不一致
- 空白データの未処理
など、人力では追いつかないレベルのトラブルが発生。
担当者の方からはこんな声が…。
「正直、月末が近づくたびに憂鬱でした。
何日もかけて確認しても、抜け漏れはあるし…。このやり方じゃ持たないと感じてました。」
スプレッドシートで“自動チェック”を実現!
そこで私たちが提案したのは、GoogleスプレッドシートとSlack、そしてAIロジックを使った自動チェックシステムでした。
特別なソフトウェアを導入するのではなく、
今ある仕組みをベースに「ラクして正確に」する工夫です。
✔ システムの全体像
- 勤怠データ(Excel)をGoogleドライブにアップロード
- スプレッドシートに自動で変換&データ整理
- 各事業所のエラーを関数で自動チェック
- 色分けでエラー箇所を「見える化」
- Slackで担当者に一括通知(URL付き)
チェックできる項目はこんなに!
ただ単に「入力されているか?」を見るのではなく、
会社ごと・事業所ごとのルールに合わせてカスタマイズ可能です。
チェック項目 | 概要 |
年間休日 | 規定日数との乖離がないかをチェック |
有給休暇 | 取得日数が適正かを確認 |
深夜残業 | 22:00~翌5:00の勤務時間を適切に評価 |
空白データ | 勤務予定があるのにデータが未入力 |
所属IDとの整合性 | 勤務記録と社員マスタの整合性 |
さらに、有給残数や残業時間も自動集計されるため、
いちいち手で計算したり、別ファイルを見にいく必要もありません。
Slackで完結する!現場にも優しい運用
エラーが検出されたら、各所属長にSlackで自動通知。
クリックするとその人専用のスプレッドシートが開きます。
もう、
- メールで資料を添付して送る
- 修正後の確認依頼を何度もやりとりする
- 担当者が取りまとめる
といった作業は不要です。
担当者いわく、
「Slackで通知を見て、自分のページをチェックして終わり。
めちゃくちゃ効率が上がって、現場からの不満もほぼ無くなりました。」
導入後の“劇的ビフォーアフター”
では実際に、導入前と導入後でどれだけの変化があったのか見てみましょう👇
項目 | Before | After |
作業時間 | 3日がかり | 最短30分で完了 |
ツール | 紙・Excel・メール | スプレッドシート・Slack |
担当者の負担 | 高(属人化) | 低(標準化・自動化) |
見落とし | 多発 | ほぼゼロ |
チーム共有 | 都度メール送信 | 自動通知で一括 |
もはや別の仕事かと思うほどの変化です…!
担当者の声(※仮名)
導入いただいた西東京冷機株式会社の担当者様からも、嬉しいお声が。
浜中寛之さん(管理部長)
「以前は“作業”に時間を取られて、本当に必要な“判断”ができていませんでした。
今は、数字を見ながら改善策を考える時間ができ、管理業務の質が上がっています。」
飯島美里さん(総務課課長)
「今までは“勤怠=面倒な作業”でしたが、今は“チームで考える材料”になっています。
働き方を見直すきっかけにもなりました。」
クローバ経営研究所からのメッセージ
最後に、プロジェクトを担当した弊社コンサルタント・吉井亮二より。
「勤怠チェックは、ただの“数字合わせ”ではなく、
働き方の課題を浮き彫りにする“経営戦略の入口”です。
今あるツール(Excelやスプレッドシート)を活かして、
少しの工夫と設計で“月末地獄”から抜け出すお手伝いができます。
“うちも同じことで困ってる…”という方、ぜひ一度ご相談ください。」
おわりに:あなたの会社の「勤怠地獄」も終わらせませんか?
今、多くの企業が人手不足や働き方改革に取り組む中で、
「労務管理の効率化」は避けて通れないテーマになっています。
今回の事例はその一つの答え。
難しいシステム導入ではなく、
“今ある仕組み”を“ラクに・正確に”変えることで、
大きな成果を生むことができるんです。
✅ 勤怠チェックが毎月のストレスになっている
✅ 管理担当者が疲弊している
✅ データの見える化を進めたい
という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください😊
📩 \無料相談受付中/
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