【事例】多国籍研究者チームの「自発的な研究姿勢」を促す、英語による目標設定・行動計画研修

当協会は、国際的な環境で活動する大手研究開発組織に対し、研究者の意識改革を目的としたマンダラチャート研修を提供しました。参加者の大半が外国籍であり、高度な専門知識を持つ研究者向けに、全編英語での指導が求められました。

1. クライアントが抱えていた課題

クライアント(研究開発部門)の主要な課題は、研究者自身が「目標とする研究者像が不明確」であることでした。そのため、組織は以下の意識改革を目標として掲げました。

  • ハングリー精神チャレンジマインドの醸成。
  • マズローの自己実現欲求を刺激し、自発的な研究姿勢を促すこと。
  • 研修を通じて「目指したい研究者像」を再認識し、「自分の核(真ん中)」を言語化・明確化すること。

2. 協会の提案と特長:マンダラOKRと専門家による指導

この課題に対し、当協会は、単発の研修ではなく、目標の明確化と継続的な追跡を可能にする「マンダラOKR」の活用を提案しました。

特に、外国人社員が多いという要望を受け、英語での高度な指導実績を持つ認定コーチ、ウィリアム・リード氏をメイン講師としてアサインしました。リード氏はアメリカ人で、日本の大学での教鞭経験もあり、多文化環境での指導に精通しています。

【マンダラOKRの継続的フォローアップ】 研修後も、参加者には毎週1回30分のセッションを通じて、スプレッドシート上で目標の進捗確認や変更を行い、感想や気づきをシェアし合う体制を提供しました。

3. 研修実施のハイライト:概念を「行動可能な目標」へ転換

2025年9月のある1日を使い終日(10:00~17:00)で研修を実施しました。参加者のほとんどが外国籍であったため、研修は基本的に英語で進行しました。

メイン講師:ウィリアム・リード氏

リード氏は、マンダラチャートを単なる計画ツールではなく、自己の進捗を記録・追跡するための「鏡(Mirror)」として活用する方法を指導しました。

研修では、参加者が設定したテーマ(メインゴール)を8つのキーファクターに分解し、多角的な視点から物事を捉えるアプローチを強調しました。

最も重要な指導ポイントは、漠然とした「方向性を示す目標(Directional Goals)」を、測定可能で実行に移せる「行動可能な目標(Actionable Goals / Kodomo-kyuyo)」に具体化することでした。

  • 例えば、「健康的な食事をする」という方向性の目標を、「週に5回自炊する」のように数値化された行動に落とし込みます。
  • 目標の進捗は、「進捗率 (Percentage)」「重要度 (Priority)」「モチベーション (Motivation / Wakuwaku Dosh)」の3つの指標を用いて、参加者自身が主観的に評価し、追跡します。
  • また、長期的な成功に不可欠な要素として、「健康(Health)」と「趣味(Hobbies)/プライベートライフ」を初期の目標要素に含めるよう推奨しました。これは、自己実現にはワークライフバランスが不可欠であるという、ホリスティックなアプローチに基づいています。

この研修により、多国籍の研究者たちは、抽象的な夢や研究の方向性を、日々の具体的な行動へと落とし込み、持続的に追跡・改善していくための実践的な手法と視点を身につけたことでしょう。


【ご担当者様へ】国際的なチームの意識改革と目標達成には、多文化対応力と実践的なフレームワークが必要です

当協会は、ウィリアム・リード氏をはじめとする多言語対応可能な認定コーチ陣と共に、グローバル環境下での目標設定や意識改革を強力に支援します。

特に、抽象的な概念を「アクションにつながる具体的で測定可能な指標(Actionable Goals)」に変換し、目標達成の実現度を高めるマンダラOKRの導入をご検討ください。

当協会の研修は、参加者が自発的に目標を追跡し、成果を出し続けるためのマインドセットと具体的なツールを提供します。

詳細なプログラム構成や費用については、お気軽にお問い合わせください。

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マンダラチャート協会事務局