令和6年度「おかやまUDアンバサダー養成講座(第1回~第5回)」
https://www.pref.okayama.jp/page/936541.html

◆第4回 「AIが社会のUD化を進めている
【日時】令和6年9月19日(木曜日)14時00分から15時30分
【講師】中小企業リスキリング協会代表理事・ジョブクリエイター 松山 将三郎 氏

資料:

でお話した内容について、アンケートを頂きましたので、AIによってまとめ、回答をしましたので記載しておきます。

とくに福祉・教育系についてはAI導入は喫緊の課題ですので、私がお役に立てそうなことであればお気軽にお問い合せください。

アンケートまとめ

(ChatGPT o1)以下に、今回いただいたアンケート内容を「感想(主に意見・感想)」と「質問」に分けてまとめました。
質問部分は文中で「?」のあるもの、あるいは明確に疑問を呈している箇所を抜き出しています。
それ以外は感想や意見として整理しておりますので、ご参照ください。


■ 感想(主に意見・感想)

  • シーイングAIやAI技術を活用することで、視覚障害のある方を含め、生活が大きく変わる可能性を実感した。
    • 障害の有無にかかわらず生活を便利にするものであり、ユニバーサルデザイン(UD)を進める大きな力になると感じた。
    • Seeing AI がとても使いやすく、今では欠かせないツールになっている方もいる。
  • インクルーシブデザインやユニバーサルデザインの違いを学び、AIを活用すると個々の課題にも対応しやすいと思った。
    • インクルーシブデザイン:特定の課題をもつ人に焦点を当てて解決する考え方
    • ユニバーサルデザイン:あらゆる人が使いやすくなるように設計する考え方
  • AIの進化により、視覚障害・聴覚障害・身体障害など、多様なニーズに合ったサポートが期待できる。
    • 例えば、スマートグラス・知能杖などの事例は盲導犬の入店制限を補うパートナーになりうる。
    • 介護や障害福祉の分野でも、人手不足をAIが補い、UDに配慮したより良いサービスが提供できるのではないか。
  • AI は仕事を奪うのではなく、「誰もが活躍できるようになる」ためのツールという捉え方が印象的だった。
    • うまく活用することで、人の能力を拡張し、活躍の場を広げる可能性があると感じた。
  • 実際にスマホでSeeing AIや音声入力を試すデモ形式の講義は、新鮮で分かりやすかった。
    • 「難しそう」「苦手かも」という気持ちがあったが、触ってみると意外ととっつきやすいと感じた方が多い。
    • Canva などのツールについても興味がわき、まずはやってみるところから始めたい。
  • AIの進化のスピードに驚きつつ、今後は誰もが使うのが当たり前になる時代が来そうだと感じた。
    • その一方で、「本当に自分がついていけるのか?」という不安の声もある。
    • 最新技術を継続的に学ぶ場・情報提供の場が大切だと感じる。
  • 教育現場でのAI活用について、端末トラブルや多忙さなど導入の難しさがある一方、授業資料作成などに効果的に使えそうという意見もあった。
    • ただし、子どもたちの心情・人間関係など「肌で感じたい」部分も大きく、すべてをAIに任せるわけにはいかない。
  • 「大勢」に合わせるだけでなく、「個々のレベル・状況」に合わせた支援がAIで可能になる点に未来を感じた。
    • 使い方を誤ると「相手や状況を判断できない人間になる」という懸念もあり、バランスが必要。
  • 著書やHPなど、松山先生の情報発信について関心を持つ声が多い。
    • 「ぜひ読んでみたい」「サイトも拝見したい」という意見。
  • 全体として、「AIとUDのかかわり」が参加者の関心を大きく高めたように感じられる。
    • 多様なニーズに対応する可能性がある一方で、まだまだ周知が進んでいない面もある。
    • 「知っていれば活用できる」道具が増えているので、アンバサダーが情報発信していくことが重要と感じた。

■ 質問

  1. 「インクルシブデザイン」とは、一人ひとりに合った手助け・サポートができるという理解でよいでしょうか?
    • (シーイングAIをスマホに取り込んでいるが、まだ使いこなせておらず、インクルシブデザインの考え方について尋ねる文脈)
  2. AIを使った実践では、画面には文字が出ているようだが、読み上げ機能はないのか? 見えなければまだ使いこなせないのか?
    • (視覚障害者の方からの疑問:スクリーンリーダー等はどう連携するのか)
  3. (将棋の例を聞いて)人間がAIに勝つことと、AIに頼りきることで共存することでは、どちらが大切なのだろうか?
    • (AIと人間の共存・競争についての疑問)
  4. AIで生成されたイラスト等を講習会等で公表する際、著作権や肖像権等は問題ないですか? これもAIに聴いてみた方が早いですかね。
    • (著作権・肖像権への具体的な疑問)
  5. 松山先生の著書も拝読したいが、先生が発信しているHPなどをぜひ拝見したい。検索キーワードなど教えていただけるとありがたい。
    • (先生の情報発信をどのように探せばよいか、具体的な案内を希望)

上記がアンケートのなかで確認できた「感想」と「質問」の大まかな分け方になります。
ご参考になれば幸いです。

松山回答

【ご回答】


1.インクルーシブデザインについて

インクルーシブデザインは、「ひとりひとりに合った手助け・サポートを実現する」という理解で問題ありません。特に福祉・医療・教育などの分野では、AIを活用することで個別ニーズに寄り添える点が大きな意義です。ただし、そこには「人間が相手を思いやる気持ち」が不可欠だと考えています。アナログな部分も含め、人の温かい心があるからこそ、インクルーシブデザインはうまく機能します。


2.読み上げ機能について

AIを使ったアプリには、読み上げ機能が搭載されているものも多く、Seeing AIのようにテキスト部分を読み上げる機能などがあります。現在でもある程度充実していますが、2025年頃にはさらに多機能化し、利便性が上がると考えられます。


3.AIと人間の役割や責任について

AIを「人格」として見る必要はありません。AIはあくまで「はさみ」のような道具であり、使い方が大切ということです。

  • はさみに勝つ必要がないように、AIに勝つ必要もありません。
  • はさみに頼り切らないのと同じように、AIにすべてを任せるものでもありません。
  • AIには責任を取ることはできませんので、最終的な責任を担うのは人間です。特に「AIに何を学習させ、どう活用しているか」を説明できる人が、今後ますます重宝されるでしょう。

「人間 vs AI」の対立構造で考えるのではなく、共存してより良い未来をつくることが大切だと考えています。


4.AIで生成されたイラストの著作権等について

AIで生成されたイラストを使うこと自体は、現時点では基本的に認められています。しかし、AIの「学習データ」に著作権を侵害するような素材が混在している可能性は否定できず、実際に炎上した例や、画像生成AIのコンテストが中止になったケースもあります。

  • **Adobe(アドビ)**の場合、著作権がクリアされた素材のみを学習データに使っていると明言していますので、比較的リスクは少ないといえます。
  • 今後(2025年以降)は動画領域でも同様の問題が発生し、さらに複雑化が予想されます。
  • したがって、学習データに問題ないことが担保されたAIを利用することでトラブルのリスクを大きく下げることが可能です。
  • AIに直接質問してみるのも面白いですが、最終的には利用する側の責任で確認しておくと安心です。

5.松山の著書・運営サイトについて

下記の書籍やサイトをご覧いただければ幸いです。

ぜひご参考になさってください。


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