皆さま、こんにちは。ITコンサルタントの松山将三郎です。

私はIT戦略研究所で企業向けのITコンサルティングを10年以上にわたり手がけ、地方の運送業界におけるシステム導入支援や、企業のチームビルディング研修を行ってきました。プレジデント社ではAIを活用した経営計画指導も経験し、AI導入支援の成功と失敗の実例に数多く直面してまいりました。

今回、AI導入に際して企業が陥りやすい「失敗要因」と、効果的な対策についてお伝えしたいと思います。


1. 明確な目的・戦略の欠如

AI導入の意図が不明確なままプロジェクトが進行してしまうことは、よくあるケースです。特に、AI導入を「新しい技術を試してみたい」という感覚で進めてしまうと、具体的な業務改善や目標設定が欠如し、プロジェクトが方向性を見失いがちです。

対策:
AI導入の目的を「解決すべき課題」に結びつけることが大切です。まずは改善したい業務や課題を明確化し、その上でAIがどのような役割を果たすかを構想しましょう。これにより、AI導入後の成果が測定しやすくなり、成功率も向上します。


2. データの品質・量の不足

AIはデータを基に学習・判断を行いますが、適切なデータが揃っていない場合、そのパフォーマンスが大幅に低下することがあります。データの量が少なかったり、偏りがあると、期待した効果を得られないだけでなく、誤った判断につながるリスクも生じます。

対策:
データのクレンジングや追加収集を徹底しましょう。既存のデータの整理はもちろん、不足するデータは新たに収集することが必要です。データの質と量を十分に確保することは、AIの精度向上に欠かせないプロセスです。


3. 専門人材・組織体制の不足

AI導入には、AIに関する技術的な知識を持つ専門人材の存在や、組織全体での連携が不可欠です。専門人材が不足している場合や、組織内でのサポートが欠如している場合、プロジェクトが停滞・中断するリスクが高まります。

対策:
専門人材の育成や確保を計画的に行うと同時に、組織全体の協力体制を築きましょう。部門間での連携を強化し、AIプロジェクトに関する情報を社員全体で共有することで、プロジェクトが円滑に進行しやすくなります。私もチームビルディング研修で得た経験から、全社一丸となってAI導入に取り組むことの重要性を痛感しております。


まとめと次の一歩

私の経験から言えるのは、AI導入には計画的な準備と専門的なサポートが不可欠だということです。成功するためには、AIの最新知識を学び続ける姿勢と、全社的な取り組みが鍵を握ります。実際に、AIを活用した経営計画をプレジデント社と共に進めた際も、組織全体での理解と協力が成功を後押ししました。

AI導入に向けた次のステップとして、信頼できる情報源や専門家とともに学びを深め、より確実な導入を目指してはいかがでしょうか。

本件についてご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

ちなみに・・

今回のAI導入の失敗要因は3つのAIに調べてもらいました。

GMO 天秤.ai で「AI導入で陥りやすい3つの失敗要因とは?」と調べた結果。

この 天秤.ai 自体もある方に教えてもらいました。

「AIはついていくのが大変!」
私も同じです。。。
みんなで急ぎ足で2025年に向かいましょう!