書籍紹介「サンクスUP 働くをゲーム化する人事評価システム」松山将三郎著

著者 松山将三郎 より

私はこれまでに2度のリストラを経験し、その後、自らが社長となり人事評価を行う立場に立った際、「評価制度は作るものではなく、みんなで作り上げるものだ」という考えに至りました。そこで導入したのが「360度プラス評価」という、マイナス評価を一切せず、プラスの評価だけを取り入れるユニークな制度です。

本書では、私が実際にこの評価制度を導入し、好評を得た経験を基に、評価制度の構築方法や運用のコツを具体的に解説しています。ただ人を評価するだけでなく、お互いを認め合い、より良い社風を築くための実践的なヒントが満載です。

さらに、この「360度プラス評価」では、サンクスアップという人事評価システムを活用しています。このシステムの特徴は、最後にマンダラチャートを使ってアクションプランを具体的に書き出すところです。社員が具体的な行動を宣言することで、周囲からの応援を得やすくし、達成度がわかりやすくなる仕組みを作りました。これにより、CAPD（計画・実行・確認・改善）のサイクルを高速で回し、組織全体の成長を促進します。また、評価制度とこのアクションプランを連動させることで、より効果的な行動を引き出すことができるのです。

特に総務・人事担当の方や中小企業の経営者の皆さんには、この本を手に取っていただきたいと思っています。評価制度が単なるツールではなく、組織文化を変える力を持つことを感じていただけるでしょう。全編カラーで、わかりやすいイラストも豊富に取り入れておりますので、どなたでもスムーズに読み進めることができます。ぜひ、評価制度改革の一助としてお役立ていただければ幸いです。

タイトル：
サンクスUP 働くをゲーム化する人事評価システム

著者：
松山将三郎

出版社：
牧野出版

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書籍概要：
書籍『サンクスUP! 働くをゲーム化する人事評価システム』は、松山将三郎によるユニークな人事評価の仕組みを紹介しています。本書では、従来のネガティブな評価を排除し、ポジティブなフィードバックに基づく「360度プラス評価」を提案。さらに、マンダラチャートやOKRを活用して目標達成を加速させ、個人とチームの成長を促進する実践的な手法が解説されています。評価制度の改善を検討する経営者や人事担当者におすすめの一冊です。