こんにちは、松山将三郎です。先日開催した2日間のマンダラ経営計画研修について、内容と受講生の皆さんの生の声をお届けします。

経営計画が変わる!従来のマンダラチャートにAIを組み合わせる

今回の研修で特に重点を置いたのが、マンダラ経営計画へのAI活用です。従来のマンダラチャートは、経営理念を中心に据え、8つの視点から計画を立案していく手法でした。これにChatGPTを組み合わせることで、驚くほど効率的に、そして深い洞察を得られるようになっています。

具体的には:

  • スポット分析による外部環境の把握
  • PPM分析での商品・サービスの評価
  • アンゾフの成長マトリクスを使った戦略立案
  • 組織計画の具体化
  • 人材育成計画の策定

これらをAIと対話しながら進めていくのです。

AIと人間の相乗効果を実現する:CAPDサイクルの重要性

私たちが特に強調しているのが、CAPDサイクルの考え方です。まずは現状をチェック(Check)し、そこから行動(Action)を起こし、計画(Plan)を立て、実行(Do)していく。このサイクルをAIの力を借りながら、素早く回していくことが重要です。

研修では、ChatGPTをこのCAPDサイクルの中でどう活用していくか、実践的に学んでいただきました。

現場からの生の声:驚きと発見

研修後半では、受講生の皆さんから印象的な声が続々と上がってきました。

「これで時間を有効活用できます」

コンサルティング会社を経営するミウラさんは、目を輝かせながらこう語りました。 「今まで経営計画の作成に何日もかけていましたが、これなら短時間で骨格が作れる。その分、クライアントとの対話の時間に注力できそうです」

「若手の発想を活かせる可能性を感じました」

製造業2代目のヨシダさんからは、こんな気づきが。 「うちの若手社員たちは、AIにすごく長けているんです。この仕組みを使えば、彼らの意見も経営に活かせそう。世代を超えたコミュニケーションツールになりそうです」

「データの重要性を実感」

運送会社経営のナカムラさんは、今後の展望をこう語ってくれました。 「毎日の業務データをAIで分析できる形で蓄積していく。それを次の計画に活かす。このサイクルができれば、もっと実効性の高い経営ができそうです」

2025年に向けた準備を今から

特に印象的だったのが、AIに対する参加者の意識の変化です。サービス業を営むオガワさんは、こう語ってくれました。

「2025年に自立型AIが登場すると聞いて、正直不安でした。でも、この研修で分かったのは、AIは私たちの思考を整理し、判断を支援してくれるツールだということ。今からこうして準備できることが分かって、むしろ希望が持てました」

これからの経営計画立案に必要なこと

研修を通じて、特に重要だと感じたポイントは以下の3つです:

  1. CAPDサイクルの高速化
    計画を作ることよりも、Check(確認)→Action(行動)→Plan(計画)→Do(実行)のサイクルを素早く回すことが重要です。
  2. 全員参加型の仕組みづくり
    AIを介することで、より多くのメンバーが経営計画に関われるようになります。年齢や立場に関係なく、それぞれの視点を活かせる環境が作れます。
  3. 日々のデータ蓄積
    AIを効果的に活用するには、日常的なデータ収集と分析が欠かせません。些細な気づきも蓄積することで、大きな価値を生み出します。

おわりに

最後に、社労士事務所を経営するタケウチさんの言葉を紹介させていただきます。

「以前は経営計画を作っても途中で挫折することが多かったのですが、AIを活用することで、より柔軟に、そして継続的に計画を見直せそうです。クライアントにも、この方法を提案していきたいと思います」

次回の研修は12月に予定しています。AI時代の経営に興味をお持ちの方、ぜひご参加ください。経営計画の作り方から、実践的なAI活用まで、分かりやすくお伝えしていきます。