今回は158回目!
10月6日(月)「月曜朝と昼の集い マンダラ手帳・マンダラOKRチェックの会」の開催レポートです。

マンダラ手帳|第2原則「統合力」—点が線になり、人生は物語になる

投稿日:2025/10/06


1. 今日のテーマ:統合力とは?

「統合力」とは、日々の断片(家事、仕事、学び、人間関係、趣味…)をつなぎ、1枚の大きな絵=あなたの物語として捉える力です。バラバラに見える出来事も、視点を少し上げて全体を見渡すと、すべてが未来のあなたをつくるピースに変わります。

点が線になり、線が物語になる。

「やらなきゃ」は未来への一歩に、「無駄」は大切な準備に、「遠回り」は宝物に見えてくる——そんな見方の変化そのものが、統合力のはたらきです。


2. 小さな体験が教えてくれたこと

かつて、家のことを優先すると自分の時間がなくなり、仕事を頑張ると家族との時間が減る——そんな“綱引き”の毎日がありました。でも、視点を全体に広げると見え方が変わります。

  • 家事 = 家族との信頼を育てる時間
  • 仕事 = 誰かに喜びを届ける時間
  • 夢の追求 = 未来の自分を育てる時間

別々に見えた時間が、「理想の時間」という1枚の絵に収まっていく。統合力は、日常の意味づけをやさしく編み直します。


3. 実践ワーク:中心に“ひと言テーマ”を書く

マンダラチャート(3×3の9マス)の中心に、あなたの人生テーマをひと言で書いてみましょう。

例)

  • 「家族と笑顔で過ごす」
  • 「自分らしく生きる」
  • 「人の心を明るくする」

コツ:短く、肯定形で、読んでワクワクする言葉に。毎週の見直しでブレを減らし、行動を揃えていきます。収録日の朝 7:15〜の「マンダラ手帳の会」では、中心に書いたテーマを週次でチェックしています(ご参加の方は各自の運用に合わせて続けてみてください)。


4. 参考ストーリー:モンテッソーリ教育にみる「統合力」

20世紀初頭のイタリア、医師でもあった マリア・モンテッソーリ は、子どもが床のパン屑を夢中で集める様子から「手を使って世界を理解しようとしている」と気づきました。そこから、バラバラに教科を分けるのではなく、体験の中で全体がつながる学びを重視する教育法を築きます。

たとえば、たった一つの「花の世話」の活動にも——

  • 科学:発芽〜開花の観察
  • 算数:毎日の水量を量る
  • 言語:部位の名称を覚える
  • 文化:命をいつくしむ心
  • 生活:水やりの時間を決めて責任を持つ

——というように、全体・部分・関係性が一度に含まれています。統合力は、学びを“科目”ではなく“世界”として扱う視点だとも言えます。


5. 今週の手帳ナビ(2025/10/06〜10/12)

  • 手帳 p.142「CAPD(Check→Act→Plan→Do)」で先週をチェックしてから計画を更新。
  • p.144 のメモを今週の指針に。反対語を意識しながら、より良い側に舵を切る習慣を。
  • 3連休(10/11〜13 Sports Day を含む)の使い方を先に設計し、健康・仕事・経済の3領域に1つずつ目標を置く。

ひとことポイント:中心テーマ→週目標→日々の行動の順で“ピース合わせ”を。ブレたら中心に立ち返る。


6. コミュニケーションの実践(朝のミニワーク)

会の冒頭で確認した“場づくり”のコツを共有します。

  • 笑顔:目元・口元をゆるめて、明るいあいさつからスタート。
  • 聞き上手:相手の目を見てうなずきながら、学ぶ心・協力する心で聴く。
  • 褒め立つ:長所を見つけて具体的に伝える(週の発表時に一言の称賛を)。
  • 肯定的に簡潔に:言い訳・前置きはカット。結論から短く、前向きに。

この4点を“週次の型”として回すと、チームの雰囲気も生産性も上がります。


7. 「マンダラの知恵」ミニ解説

マンダラは、中心に大切なものを置き、周囲に関連項目を配置して全体と部分のつながりを一望する図法です。密教の曼荼羅には、身体世界を表す胎蔵界、心(智慧)を表す金剛界があり、マンダラチャートのA型/B型の原型とも言われます。私たちが使う3×3のマトリクスは、この思想を日常の計画術に翻訳したフレームです。


8. お知らせ・イベント(抜粋)



9. まとめ:統合力で生き方を編み直す

出来事を“足し算”ではなく“つながり”として受け取り、中心テーマ→週→日へと落とし込む。これを続けるほど、点は線に、線は物語になり、世界でただ一つのあなたの人生が立ち上がってきます。

今週も、笑顔でいきましょう。行ってらっしゃい!


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